第3話

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会議が終了し、オフィスに戻ると 「お疲れさまでした~」と言って真由ちゃんがみんなにコーヒーを入れてくれた 「ありがとう 何かわからないこととかあった?」 「いいえ、大丈夫です、仕事ではわからないことないです!」 ん?じゃぁ仕事以外でわからないことがある?ってこと? 「どうゆうこと?」 「さっきどうして先輩の顔が赤かったのかがわかりません」 「ハア?」 何言ってるの、この人? 「あのさ……」 「いや~今無理には聞かないですよ~ 私にだって一応空気を読む事は出来るもん!プライベートなら今日の夜にたっぷり聞かせて下さいね」 「な、なんでもないから ちょっと駅から走って来たからそれでじゃないかな!」  「えー 本当ですかぁ?ちょっとピンクの雰囲気プンプンだったんだけどな あ、昨日久々の彼氏との再会でも思い出してたんですかぁ? 先輩って、いやらし~い」 「もうバカなこと言ってないで次の打ち合わせの準備するよ 例のデザイン画、プリントアウト20部ずつして!」 「あ~~夜が楽しみだ」 真由ちゃん、女版主任みたい…… やっぱり今日の報告会、不参加にしようかな
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