第3話

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「えーたまには俺と一緒に行きましょうよ~ いつも川嶋とばっかでズルいですよ」 「何言ってるの!蒼空せんぱいは松澤君より私の方がいいに決まってるじゃない ね、せんぱ~い」 …………もうどうでもいいや 呆れ果ててふと課長の方を見ると… 目が合ってしまった しかもその後も逸らすことなく私を見ている たまりかねて私は視線を課長から外し、窓を見ようとしたら目の前に主任のニヤッと笑った顔が…… この顔は絶対意地悪言う顔だ また色々言われる前にサッサとお昼食べに行っちゃおう 「よ~し  仕方ないから今日だけ特別に俺がメシに連れて行ってやるよ 感謝しろよ!」 何でそうなる…… 「誰の付き添いも入りません それに私今日やることあるのでお昼は買ってきてここで食べますから じゃあコンビニ行ってきます」 そう言ってスタスタとオフィスを出て行く みんな、アホなの? 私で遊ぶのはやめて欲しいよ あ……財布忘れた… みんなじゃなくて私がアホなのか? でも今戻ればまたバカにされていい笑い物だ しばらくどっかで時間つぶそう とりあえず給湯室にでも隠れてよう
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