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「おぉおおだぁぁあああああっっ!!!しねぇぇええっっ!!!」
そんな飛田にやれやれと首を振り俺はいった。
「腕と足と……あと歯折っとけ。んじゃまた明日」
ナンダオマエラヤメロヤメロヨォォオ……。
夕暮れ時の住宅街にそんな声が響いた。
ぼそりと俺は呟く。
「例え地獄でも居場所があるのが幸せな人間だっているんだぜ?」
飛田に蹴られた背中をさする。ふと振り返ってみた俺の影は、夕暮れのせいかどこか寂しげだった。
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