始まりの章

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  「おめでとうございます!!」       だだっ広い広間が祝福の歓声で埋まる。 この全てが俺に向けられたものなのだから、普段であれば喜ぶだろう。 少し照れるだろうが、感謝を述べてやってもいい。       だがな       それは場合にもよるんだよ。 今の俺の機嫌は格段に悪い。               「御即位おめでとうございます!魔王陛下!!」               本日俺は、第212代目の魔王になりました。    
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