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「とまぁ、これは一般常識だな。みんなは当たり前のように知っているだろう?」
歴史の先生のテージ・ロマ先生が板書しながら、説明していく。
「あぁ、かったりなぁ……」
この声の主は俺の後ろの席に座っているクソで馬鹿でアホですくいようのない暴力しか取り柄のない悪友のロドリゲフ・ミジル。俺たちはロドとよんでいる
「おい、タツヤ、今俺に対して謝るべきことを考えてなかったか?」
タツヤとは僕の事である。全く事あるごとにロドは絡んでくるんだから。全く気持ち悪いなぁ
「ロド、酷ィなぁ…僕がそんなこと考えるわけないだろー!もう酷いのは顔だけにしてよね」
「はっ!昨日子供にチンパンジーみたいって言われた奴に顔がひどいとは言われたくないな」
ロドは鼻にかけるようにそう言う
僕は大人さ、そんな事できれたりはしない。
「くっ!でもロドはその後に芋みたいって言われてたね!どうしたの?なんも言えないのかな?芋、あ、間違えたポテトだっけ?」
「そうかそうかチンパンジーお前の言いたいことは分かった。」
「僕も男爵芋の言いたいことはわかったよ。」
「「表で決着つけようかぁ!!ごらぁ!!」
そう言って僕らは互いに相手の胸ぐらを引っ張る。
共に睨み合う
こちとらいつでもやっちゃっるぞ?とか思っていると、肩をポンと叩かれた
「「あぁ!?誰だ?今は忙しいんだ!!」」
ロドと僕は咄嗟に肩を叩いた人物に向かって叫ぶ。
「そーかぁお前らは今忙しィのかぁ!」
テージロマ先生はムキムキのまさに絵に書いたような体育会系の先生。補習室担当の教員でその筋肉の癖に歴史の先生である。
そんなテージロマ先生に啖呵を切った僕達……
「今忙しいなら、放課後に補習室でまってるからな?ニコォォ」
凄い怖い笑顔だ。
今日は帰れそうにないなぁ
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