第1話

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さて、時間も時間である。 奴らはやっぱり現れた。 人の数倍の力をもち人を食らうものである。姿はまるで黒い影でできた狼男みたいだ。 奴らは太陽の光が苦手なのか夜にしか出てこない。 子供の頃は夜に外を出歩かせてもらえなかった理由がまさかこんなことだったとは予想もつかなかったよ。まるでおとぎ話のような話だし。でも現実なんだよなぁ。 今日もこんな時間なのに数が少なくて助かる まぁさっきテージ先生がくれた聖域の紋章があるからってことなんだけど。 それでも聖域の紋章は100%は除去できない。そこで僕達はチェンジをするんだ。 そのまんまの意味なのかな?変えるってこと。 隠された本質に変えるって感じ?つまり、僕達の潜在能力を引き出す能力の呪文だね。 これは生まれた時に決められるもので、どうやら歴史の戦乙女のエメリアが人類にくれた能力らしい。 余談だけど!エメリアは好き嫌いが激しいと思うんだ! なんで僕のチェンジは姿形の変更がないの?みんな甲冑だったり鎧だったり見に纏うのに! 「……帰ろう……」
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