第1話

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「どけ!このクソ野郎ども!」 死狼が多すぎてなかなか前に進めない! くそ!やっぱエメリアは酷いよ!差別だ差別! 俺のチェンジはなんで武器もないし、防具もないの!技もないしさ! 「大丈夫ですか!!今助けますから!」 返事は帰ってこなかった。 もう手遅れなのか? 聖域を持った僕が近づいていくため少しずつ死狼の数も減ってきている。また上位種が出てくる事もないのは安心だけど この数はやっぱり厳しい 「くそ!くそ!くそ!頼む!間に合ってくれ!」 僕が蹴散らし続けていると、死狼がついに僕の方に向き始めた 「「「「キシャー!」」」」 何百体といる死狼が一斉に雄叫びをする すごい振動である。 しかし、この雄叫びは僕にしか聞こえてないのだろう。 奴らのお得意の音の振動を超音波で包みながら放つことで、個人だけに聞こえるようにできるのだ。 それは的確で一つの攻撃にもなる。 そう、一時的にでも相手の聴力を奪いまた振動が耳から脳に達し、身体の自由を奪う 運が悪ければそれで死ぬ 僕はそれをくらってしまう
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