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「あ、お帰り!」
ゴミ山の中から顔を出したのは佐奈だった
…ど、どうしてここに
佐奈は私に気が付くと笑顔でゴミをかき分け近くにきた
「大丈夫だった?」
スエットに首からタオルをかけて少し汗をかいている
私は佐奈に合わせる顔がなかった…
下を向いたまま返事を返すことが出来ない
そんな私を抱きしめて優しく話す
「どうしたのよ、私達は親友でしょ?」
こんな私を…今でも親友と呼んでくれる
涙を我慢する事が出来ずに佐奈にしがみつく
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
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