40人が本棚に入れています
本棚に追加
/322ページ
暗闇の中天井を見つめ明君のことを考えていた
あれだけお互いを求めあってたのも全て偽りだったのかな
部長の指示で仕事をしただけ…
二人で行ったドライブも…
海辺での告白も…
あの映画も…
枕もとにあった携帯を手にとり
ニワトりんのストラップを強く握りしめた
私は明君の事…本気で愛してた
今でも好きだよ…
声を殺していつまでも泣いていた
私のすすり泣く声と朝倉さんの寝息だけが部屋に響いた
最初のコメントを投稿しよう!