第2話 ぼったくりガールズバー

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このガールズバーのシステムは この話のメインである虚言女とは関係ないが、 ブッ飛んでるので書いていく。 まず、 チャージが1時間1900円。 つまり、何も飲まなくても 1時間居るだけで1900円。 ドリンクは4つのサイズがあり、 サイズによって値段が変わる。 スモールが1000円 (ショットグラスの大きさ) レギュラーが1800円 (カクテルグラスの大きさ) ラージが3000円 (生中と生大の中間ぐらいの大きさ) ピッチャーが4200円 (生大の一回り大きい程度) 正直高すぎる。 けれど、バーってこんなもんなのかな? 何だかんだバーで働くの初めてだし。 お客さんはお金持ちが多いのかも。 と、ボンヤリ考えていたところにトドメ。 「で、最後にtax20%」 つまりチャージ料金と 飲んだドリンク代を全て足してから その合計に1.2を掛けるという トンデモ料金だったのだ。 「ちょっと高いなあ・・・」 と、私とマキは二人の時に会話した。 でも今日は体験入店だし気軽に働こうということで、 とりあえず外でキャッチ。 ふたり一緒に、歩く男性に声をかける。 基本的には断られるし、 今でこそガールズバーはそこら中にあるが、 当時「ガールズバー」というお店は少なかった為 興味を示す男性は多かった。 なので、 案外すぐキャッチに成功した。 気分を良くしたわたし達は ちゃっかりリシャールに正式入店した。
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