お嬢様魔剣でございます

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季節は初夏を迎えまして、鈴宮凛様と鈴宮大介様も無事に王立魔術学園へと編入なされました。 お嬢様が我が事のように喜び、妹弟が出来た事を喜びになられていました。戸籍の方を作られた方がよろしいでしょうとの私の判断の元馬鹿王に頼みましたならば二つ返事で了承して頂いたのでございます。 御学友も出来たようで楽しい毎日を過ごしていらっしゃるようで私としましても一安心でございます。 ちなみに鈴宮凛様の方は全属性に希少属性の創造と治癒と破壊をお持ちになり、大介様もまた全属性に希少属性の治癒と蘇生と生命の属性をお持ちになられております。 全属性に致しましては皆さまの知識を参照して頂ければよろしいかと存じます。 属性におきましては鍛錬次第で派生属性と上級属性等の属性を発現をしますが、まあこのお二人はスペック的に発現しますでしょう。 希少属性の説明としましては創造は文字通り生命以外の創造を可能とした属性、治癒という属性は水と光以上に回復度が高い促進性の属性と捉えて頂ければ幸いかと自己治癒力の底上げでございますね。 破壊は文字通り全てを破壊する属性でございます。 そして大介様に備わる希少属性は蘇生と生命、蘇生とは直接魂に鑑賞し命を蘇らせる奇跡の属性でございます。この属性を発現したのは歴史的に見ましても二人しかございません。 またこちらも大介様が初となる生命属性・・・文字通り命を創りだせる禁忌の属性でございます。勿論この属性に関してはすぐさま王に連絡し事実を隠すことにしました。まだお若い大介様を政治やなんらかの悪意に利用されるわけにはまいりませんからね。 御二人とも召喚されただけあり計測不可能な魔力と特有の能力をお持ちの様子、いわゆるチートと申されるものでしょうか、だが御二人はその能力に甘んじず自己鍛錬を欠かさない様子。私にも教授を求めるあたりが嬉しく思います。 大介様に至っては鍛冶にも興味がある様子でイワンの仕事の手伝いもしている様子、イワンも新しい家族に喜びが隠せないようで実によろしい。 ルシエラは鈴宮様を色々と自分の洋服を着せかえさせてはもだえております、楽しそうで何よりです。私も言葉づかいやマナーの最低限の礼儀を教えている最中でございます。貴族になる以上は避けては通れませんからね。 まあそんな日常を過ごしていたわけでございますが
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