恋する一歩手前。

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出会いは突然だったんだ。 さくらが枚散る。 花びらがじゅうたんのように広がる校庭。 ここは白雪高校。 月野さくら15歳! 今日からこの学校に通います…!! 「さーくーらーちゃーん!」 後ろから突然声がした。 その声の正体は… 「直桜!」 親友の直桜だったー。 直桜は、私の幼馴染みでもあり 親友。 直桜は、小さい頃両親が亡くなってて 今ではおばあちゃんと二人暮らし 「てか、さくらちゃん、ここに来てて大丈夫なの?」 「(グサッ)多分…?」 私も、両親を亡くしている。 姉と二人ぐらしだったのだか、 姉はこの春に亡くなってしまった。 交通事故で。 なので、今日は葬儀後の電話やらか来るのだが…私は、入学式に来てしまっている。 「直桜!クラス表見に行こー("⌒∇⌒")」 笑顔でそういった。 直桜にも 天国の家族にも しんぱいをかけたくない。 「あ゛ーー!」
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