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「しってんだろ? 俺が素直じゃないの、だから」
俺は夢を覗き込むような姿勢のまま。
夢は両腕を俺の首に回し、
少しずつ、少しずつ。
抱き寄せるように、
二人の距離が近づいて行く。
お互いの距離が
吐息が混じり合うほど近く。
それは、少し動いたら唇が触れ合ってしまいそうな距離で。
夢の開いていた目が再び閉じる。
「「次は、甘い甘いチョコレートで」」
Sweet Sweet Chocolate 終
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