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宮澤咲
いろんな出来事が俺の気持ちを大きくしていくのが分かるんだ。
ゆきりんと公園で話したとき。篠田先輩に告白されたとき。病院に付き添って来てくれたとき。片山との事があったとき。
あー、好きだな。
普通に歩けるようになるまであと2週間!そしたら気持ち伝えよう。
『それにしてもこの時間暇だー!くそー!』
優斗『しょうがねぇだろ。歩けもしないのにバレーなんて出来るかよ(笑)』
今は体育の授業。
体育館の半分は男子がバレー、反対は女子がバスケ。
『なんか動けないのってうずうずするんだよ!』
凛『女子のバスケでも見ててくださいよ♪咲君が見てたら皆気合も入るだろうし♪』
『なんだよそれ(笑)』
湊『お、篤子がんばってんじゃん♪』
優斗『こじぱちゃんと動けー!』
優斗と湊は彼女に手振ってるし(笑)
凛は里枝ちゃんの方から手振ってもらって照れてるし。
なんなんだ。見せつけてんのか!
しかも関係ない女子まで『キャーカッコいい♪』とか言ってる。こいつら彼女いても人気すげー!
優斗『ゆきりんに手振ってみー?喜ぶと思うけどな♪』
俺の場合彼女じゃねーのになんか変じゃね??
まぁ、一応。ゆきりーんって心の中で呼びながら手振ってみた。
女子が『キャー、咲君♪』って。
いやいや、君たちじゃありません!って思いながら(笑)
けど、、
『俺今無視されたよな?』
優斗『照れてるんじゃね?』
いや、完全に無視されたよ。
だー、余計テンション下がるわ。
凛『照れてるんですよ。自信もってください。』
湊『そうだ。咲みたいなイケメンが恋愛に苦戦するわけないだろ♪』
その励まし、根拠なさ過ぎるぞ(泣)
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