第4話

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「そう。博物館みたいなのがあるんだって」 そう言って話をする東谷。 「ダヤンって知ってる?」 「ダヤン!?好き!」 「あれ、わちふぃーるどって言うんだって」 「へぇ、初めて知った」 そう言いながら苦笑いを浮かべる。 「前に乗ってた車にダヤンの天使のやつ、シールにしてもらってボンネット一面に貼ってたよ?」 「まじで?」 「うん、特注らしいけど」 そう言いながら話は尽きない。そうこうしているうちに目的地についた。 「わぁ。ダヤンだ」 入口にあった看板を見つめる。 「行くよー」 「はーい」 そう言われあとについていく。 キョロキョロと周囲ばかり見ている。二人で館内へ入ると誰もいない。 「受付しか人いなかった」 そう言いながら笑い合う。中に入ると一つ一つ見ながら会話をしていった。
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