ツッコミが足りない!!

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一輪 「ツッコミ役?あー……私よりナズーリンの方が向いてると思うけど…」 ナズーリン 「私じゃツッコミは無理だ。私だと『ツッコミ』じゃなく『指摘』になってしまうのだ。」 一輪 「指摘?」 ナズーリン 「例えばだな…」 天子 「すみませーん!!お医者様の中にお客様はいませんかー!?」 ナズーリン 「こう言うボケがあるとする。普段なら『逆だろ!!』や『それどんな状況!?』等が正しいツッコミだ。」 一輪 「ま、まぁ…」 ナズーリン 「私の場合だとこうなる。」 天子 「すみませーん!!お医者様の中にお客様はいませんかー!?」 ナズーリン 「真ん中前から5列目の左端の方!!君は一般人だ!!手をあげなさい!!」 ナズーリン 「この様に、ダウジングで探しだしてしまうのだ。」 一輪 「な…なるほど……?」 屠自古 「因みに、ここはツッコミ所です。」 一輪 「あ……き、急にツッコミしろと言われても……」 天子 「私達みたいにスッと出るにはまだまだ時間がかかるわね。んじゃ、僚祐。模範解答よろしく。」 僚祐 「結構いいことだからツッコまなーい。」 一輪 「…ツッコミ?」 僚祐 「全て拾うのは疲れるので、たまにスルーしてます。」 天子 「ツッコミ役には必要なスキルよ。」 屠自古 「私はあまり激しいツッコミはやらないからなぁ。」 一輪 「はぁ…」 ナズーリン 「じゃあ、頑張って。」 一輪 「え!?」 僚祐 「ようこそ。ツッコミの世界へ。」 一輪 「ちょ!?」 天子 「頑張ってね。」 一輪 「待って!!」 屠自古 「厳しい道のりだけど、頑張って。」 一輪 「私の意見を聞いてー!!」
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