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文
「私がツッコミですか?」
天子
「ええぇ。」
屠自古
「…ちょっと待って。間違ってない?」
僚祐
「いえ。間違いではありませんよ。」
屠自古
「さっき優しさを一番にって言わなかった?」
天子
「言ったわ。だからよ。」
僚祐
「射命丸さんって『ウザイ』とか『パパラッチ』等のイメージが強いですけど、実際はとても優しいんですよ。」
文
「あや~。誉めても何も出ませんよぉ~。」
屠自古
「信じられないけど…例えば?」
天子
「この前、小傘に勉強を教えていたわ。教え方も上手いって言ってた。」
文
「国語は読解力が必要ですから。新聞記者の私は適任だったのです。」
僚祐
「よろず屋のソファーでうっかり寝てしまって、起きたら毛布がかかってたんです。最初はルカさんかなと思ったんですけど、射命丸さんだったんですよ。」
文
「………」
天子
「まだあるわよ。これは偶然見たんだけど、魔法の森付近で迷子になった子供を歩いて人里に…」
文
「あのー…もうやめてくれません?恥ずかしいです…///」
僚祐
「じゃあ、ツッコミやりますか?」
文
「私のイメージが崩れる可能性がありますので…遠慮したいのですが…」
僚祐
「射命丸文の!!本当は優しいんだからねっ!!ベスト10!!」
文
「変な番組始まった!?ちょ!!やめてください!!私のイメージが!!」
屠自古
「じゃあツッコミします?」
文
「あやや……それは…」
天子
「では参りましょう!!第10位!!」
文
「わかりました!!やります!!やりますからやめてください!!」
屠自古
「では、妖怪の山はこれで。次は?」
天子
「冥界よ。」
僚祐
「俺じゃダメなんてすか?」
天子
「妖夢をこっち側の住人にするわ 。彼女にはツッコミの才能がある。」
屠自古
「…わかりました。では、冥界に行きましょう。」
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