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「そう、ストリートさ。ジュエルのシステムは知っているだろう?」
ジュエルさえあれば立体映像が戦いあうシステム…。
「それを使って街中で戦う…ってことか?」
「ま、それで安全性が認められれば問題ないだろう?」
「…まあそうだけど」
そんなので大丈夫なのだろうか。
「…とりあえずそういう事ならありがたくもらっとくよ」
ジュエルをポケットにしまい、軽く一礼してから店を出る。
その姿を見ながら、リョウマは呟いた。
「さて、ゲームの再開だよ…仮面ライダー…」
その手にはあのバックルと、騎士のような青いライダーのジュエルがあった。
ーーーーーー
次の日、非番だった俺はあてもなくフラフラしていた。
が
「アンタが呼道 勇騎か!?」
なんだかイカツイ奴に目をつけられた。
しかも手にはジュエル。
「さっそくかよ…」
ジュエルを互いに構え、召喚する。
現れたのはアンク、向こうのはレオイマジンだ。
中々にレアなジュエルである。
「「いけっ!」」
互いに声を発した瞬間だった。
レオイマジンの身体に電撃が走る。まさか…
みるみるうちに映像が実体化し
『ガァアアアッ!』
狂ったように暴れだした。
「う、うわぁああ!」
一目散に逃げる強面。イカツイのは見た目だけ。いや、さすがにフツーはにげるよなぁ。
「ったく、安全性なんかねーじゃねぇかよ!」
『Set up!』
「変身!」
『チェーンジッ!仮面ライダー!リベル!』
白いアーマーのライダー、リベルへと変身し、構える。
『さあ、戦闘開始だ…』
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