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ベルトからリベルのジュエルを取り外し、左手の窪みに嵌める。 『Set!ライダーパァンチ!』 左拳に宿るエネルギー。 『な、何だお前!やろうってか!?』 『Final Vent』 鏡面から突如現れる怪生物。いや、ミラーモンスター。 サイのモンスター、メタルゲラスの肩を借りてガイの身体は槍となる。 だが、俺は退かなかった。 『おぉぉぉおおらぁあああ!』 角の一撃と拳の一撃のクロスカウンター。 切っ先の長いはずの角は避けられ、拳がガイの顔面を捉え 『ブルァアアアア!』 妙な奇声を上げてぶっ飛び、ガイは変身を解いたまま、のびてしまった。 『なんだったんだよコイツ、世話が焼けるなぁ」 変身を解きながら、すぐ近くのベンチに倒れた男を寝かせる。のびたままのその表情はあまりみたくないものだった。 「しかし、このベルトいったい何人もってるのかねぇ」 これからもこうしたことが起きるのかと考えると少し憂鬱になる俺であった。 To be continued…
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