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言い終わったと同時に飛びかかってくるブラーボ擬き…いや、中の人間は本物だ。 ドリノコと呼ばれる2本の刺々しい剣を振るってくる。 危うくかわし、胸に一撃を叩き込んだが… 『ってぇえ!』 アイアンメイデンばりに刺々した鎧を殴ったため、こちらにダメージがいってしまった。 『おバカさんっ…ね!』 『ぐわぁっ!』 強烈な一撃を受け、切りもみ状に身体がぶっ飛んだ。 『くっ…!』 地に伏す首筋に向けられる刃。 絶体絶命と言うやつだ。 『斬られちゃいなさいっ!』 刃が振りかぶられた瞬間… 『ATTACK RIDE…BLAST!』 『アウッ!』 何かが刃を持つ手を撃った。 『な…!?』 撃ったのはディケイド擬き。何故だ?助けるメリットなど微塵もないはずだ。 『何すんのよ!プンプン!』 怒りの矛先をディケイド擬きに向けるブラーボ。 それに対してディケイド擬きは気だるそうに構えて言い放った。 『別に…あんたのその強さを鼻にかけてる態度が気に入らなかっただけだ』 『何よそれ!キーーっ!』 そして次の瞬間、2人の鍔競り合いが始まった。 『おい!なにボサッとしてんだ!さっきのライダージュエルを使え!そいつは何度でも戦える!』 『え!?あ、わ、わかった!』 どうやらディケイド擬きは味方のようだ。味方の助言は 『Set up!』 素直に 『変身!』 聞けばいいっ! 『チェーンジッ!仮面ライダー!鎧武!』『花道!オンステージ!』 再びアーマードライダー・鎧武となり、2本の剣を構えて突っ込んだ。
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