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『ぉおおおおぉっらぁ!』 容赦なく斬りかかる。しかしその切っ先は敵の刃に阻まれる。 『まだまだぁ!』 ガンガンと叩きつけるような連撃。それは次第にブラーボを押しはじめた。 『んもぅ、いい加減になさいっ!』 『おわっ!』 『…っ!』 円月の軌跡を描いて放たれる横一閃に、自分もディケイド擬きも大きく後退する。 『野郎…』 『さあ!フィナーレといきますわよ!』 『ドリアーン!スカッシュ!』 そんな音声と共に奴の頭に収束するエネルギー。 『くっ!』 『オレンジ!スパーキング!』 4つあるうちの3つめのボタンを押す。 途端にオレンジの鎧が頭に被さったあの時の形状となる。 『どうするつもりだ!』 ディケイド擬きが叫ぶ。 『これがホントのぶっつけ本番ってやつだ!』 光波と鎧が激突した瞬間、辺りは光に満たされた。
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