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「さあ、どうだかな」 『よせよ、あからさまな偽名使っといてさ」 助けてもらっておいて随分な物言いなのはわかっていたが、気になる気持ちが抑えられなかった。 「…ま、お前には明かしてもいいだろ」 相変わらず気だるそうにしながらも、目の前の男は話し始めた。 ーーーーー あちこちから響く怒号の中、仮面ライダー、そして怪人は戦っていた。 共通の敵を相手に。 しかし敵の力は圧倒的で、仮面ライダーも怪人も、次々と力を抜き取られ、ライダーと怪人は敗北を喫した。 ライダーは力を抜き取られ、ただの人間に戻り、怪人は力そのものが存在であったため、命もろとも奪われた。 そして、抜き取られた力は、ある世界に集められた。 ーーーーーー 「まさかそれが…ライダージュエル?」 「ああ、そういうことだ。だが、今のところこの世界に出回ってるのは複製品(レプリカ)だ。オリジナルは知る限りじゃ、いま俺が持つディケイド、カブト。さっきのブラーボとか言う奴のジュエル。そしてお前の持つ、2つのライダージュエルだ」 2つ? 「俺、3つ持ってるんだが…」 俺の所持するライダージュエルは、アンク、鎧武、そしてリベルのはずである。
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