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帰り道はあらかじめ地図を書いてもらっていたのでそれを便りに帰っている。
辺りは夕日が朱色に染め竹林をきれいに染める。
永遠亭にはいけなかったが妹紅と友達になるという大収穫を得たのでそれでよしとしよう…。
「中里ー。」
不意に誰かが呼ぶ声…。
聞きなれた声は俺を反射的に呼び止めその声の主のほうをむく。
そこには……。
「聖夜!!」
俺の友人、聖夜がこちらにむかっていつものような手を軽く降りながら走ってくる。
「雄次、やっぱお前もいたんだな。
あの鴉天狗の言う通りだ。」
「ああ、射命丸がいってたのか…。」
一人納得しながらも俺は再開を喜んでいた。
二週間という時間だがとても長く感じた。
「お前、たしかにとりのところで住みながら仕事手伝ってんだろ?」
そうなんだよと疲れるからなんだのとか文句をたれているわりにはものすごい笑顔だ。
こいつはにとりが大好きだからな…。
それに妖怪の山にいると言うことで諏訪子や早苗さん、神奈子様もくるらしい。
こいつにとって苦どころか桃源郷に近いものだろう。
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