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「雄次さーん!!」
…ん?
今日は呼ばれることが多いな…って射命丸?
「どうした!!その傷!!」
…そこには頭から血を流し片腕のない射命丸が飛んできていた。
「……いえ、実は明朝に出掛けていたらいきなり何者かに襲われまして…。
抵抗はしたのですか…刀で片腕を持っていかれ不覚を取りました。
それで今日出歩くのは危険だと博麗神社に向かったのですが雄次さんの姿が見えなかったので探してたんです。」
悔しそうに呟く射命丸…。
幻想卿最速の射命丸が不覚をとる。
…それだけでも俺はゾッとしていた。
しかし、刀…妖夢か?
いや、射命丸を襲う動機が見当たらない。
それに…この傷は完全に殺しにかかってる。
明らかに危険だ…。
「わかった、とりあえず博麗神社に戻ろう…。
聖夜もいくぞ?」
「………わかった。」
「わかりました雄次さん…あっ!!」
射命丸はなぜか俺の後ろに…つまり聖夜のいるほうを向き顔を青ざめさせる。
振り返り何があるのか見ようとした刹那、
俺は肩から胸部にかけ刀で斬られた。
………兵藤聖夜に…………。
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