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「んんっ?」
あれ?なんかまじまじと見られてる。
「あっ!!
あんたが噂の外来人か!!」
突然俺を思い出したかのように指差す妹紅。
おそらく文々。新聞で見たのだろう。
だったら話しは早い。
俺はなぜここにきたのか簡潔に説明した。
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「なるほど…観光ねぇ…。
…となるとあのバ輝夜のところも回るみたいだな。」
「そりゃ、…まぁ。」
やばいなぁ…妹紅の前では蓬莱ニートのことはNGなんだよな…。
このままだと案内してくれないかも。
「わかった。
永遠亭まで案内してやるよ。」
おろっ?
意外な反応。
まさかこんなにもあっさりと承諾してくれるとは。
「ん?
どうしたんだ?」
「いや、あまりにもあっさりとしてるなって…。
だってその…妹紅と輝夜はその…。」
「犬猿の仲…って言いたいんだろ?」
その通り…。
俺が知る限り二人は500年も争っている二人だ。
俺はすこし不振に思っていた。
……ってか、ここでもこたんを怒らせたら場合なんの前置きもなくバットエンドの可能性が…。
すいませんお母さまお父様。
……家の自営業は継げそうにありません。
「別に行くだけなら関係ないさ。
……用があるのはあんた。
私は道案内だからな。」
ニッと明るく笑う相手はなんというか…魅力的だった。
印象的には全てを照らす消えることない炎のような…暖かい微笑みだった。
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