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真っ暗な部屋。
真ん中にはあまりにも巨大な何かの医療器具。
そしてその下のベッドには、
小さな、小さな赤ん坊。
まだ目を開いてそう何ヵ月も経っていないだろう赤ん坊が横たえられていた。
『本当に良いのですか?隆介様、華月様』
…俺は、何を間違えたのだろう。
『あぁ、頼む』
何がいけなかったのだろう…?
『この子に、証を…それが災いを齎らす烙印になるとしても』
なぜ、こんな事に‥‥。
『では、第48代目後継者の証を弘介様に』
こんなモノ、いらない
『正式な後継者に成る為の儀式を――…』
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