7.迷宮

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 「呆れるかな。実は俺、バツイチなんだ」  久しぶりに二人で話してくれば、という額田とサナに追い出され、あたしとリュータローは近くのファミレスで向かい合うハメになった。  ミルクだけを入れた、ドリンクバーのアイスコーヒーをストローでかき回しながらそう言ったリュータローは、どこか疲れた様子だった。  その仕種で、最近のことなのだとすぐ判る。 「何で別れたの?」 「ヨメの浮気。それに、俺の子じゃなかったし」 「はあ!?」  あたしの声にくつくつと笑うと、リュータローはソファーにもたれて大きく息をついた。 「覚悟して一緒になったわけだから、おとなしく主婦やってくれりゃ別れなくてもよかったんだけどさ。俺が必死で働いてんのに、昼間オトコ引っ張り込まれたら、さすがにな」 「何で自分の子じゃないって判ったの?」 .
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