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それから、仕事を終えたヒデオから「今どこ?」といつも通りメールが入って、ジンとマドカと青柳といることを伝えると、すぐに迎えに来てくれた。
携帯を真っ二つにした勇者の顔を見るんだ、とジンが少しヒデオをからかっていたけど、彼は肩を竦めただけで特に目立った反応はしていなかった。
それに不満そうにしながら、ジンは3人でクラブイベントに行くんだ、とその場をあとにした。
一応誘ってはくれたけど、作業着姿のヒデオが頷くわけもなく。
いつも通り、あたしはヒデオの部屋。
電話帳預かりセンターからデータを呼び出して、整理をしていた。
最近メアドを変えたばかりだったジンのデータは今日また聞いたし。
“五十嵐竜太郎(イガラシ リュウタロウ)”
呼び出したデータの中に、リュータローの名前を見つけて、溜め息をついた。
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