228人が本棚に入れています
本棚に追加
潤んだ粘膜がこすれ合ったりして、それだけでも軽く酔えそうだったけど、目の前にもっといいものがあるっていうのに、そんなことで満足なんてしていられなかった。
ヒデオはあたしを見上げると、クスッと笑った。
あ、と思った瞬間、ヒデオはあたしの足を大きく広げ、躊躇うことなくそこに顔を埋める。
「……ンンッ!」
温かな舌の感触にたまらずのけ反った瞬間、小さな悲鳴を上げてしまった。
けれどヒデオはそれくらい予想していたとでも言うように、更にねっとりと嘗め上げる。
がくがくと腰が頼りなく揺れ、それがヒデオの舌の動きをさらに手伝って、快感があたしを追い立てた。
ぬるり、とヒデオの舌が侵入する。
また、たまらず声が漏れた。
あたしのナカだって相当温かいはずなのに、ヒデオの舌の方が温かく感じるのは、どうしてなんだろう。
きっとヒデオだって同じように、あたしの体温を感じているはずなのに。
.
最初のコメントを投稿しよう!