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ドラマや映画でよくある、朝になって窓辺でスズメが鳴いてる、っていうアレだ。
気付いたら、知らない部屋の知らないベッドの上だった。
ホントにスズメの鳴く声で、ふっと目が覚めた。
え、っと。
ここ、どこだろう。
「マナ、起きた?」
聞き覚えのある声に顔を上げると、ベッドから少し離れたソファーに、ジンがいた。
ジンはそこで毛布をかぶって横になっている。
彼はそこで寝たみたいだ。
ゆっくり身体を起こすと、ジンは口を押さえてあくびをした。
「昨夜、覚えてる? マナ、結構荒れてて大変だったんだけど」
「……え……ええ……? っと……ジンと飲んでたのは……覚えてるよ、うん」
喋ると、ガンガンと頭が痛い。
あたしが一瞬顔を歪めると、ジンは肩をすくめた。
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