6.落涙

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  ドラマや映画でよくある、朝になって窓辺でスズメが鳴いてる、っていうアレだ。  気付いたら、知らない部屋の知らないベッドの上だった。  ホントにスズメの鳴く声で、ふっと目が覚めた。  え、っと。  ここ、どこだろう。 「マナ、起きた?」  聞き覚えのある声に顔を上げると、ベッドから少し離れたソファーに、ジンがいた。  ジンはそこで毛布をかぶって横になっている。  彼はそこで寝たみたいだ。  ゆっくり身体を起こすと、ジンは口を押さえてあくびをした。 「昨夜、覚えてる? マナ、結構荒れてて大変だったんだけど」 「……え……ええ……? っと……ジンと飲んでたのは……覚えてるよ、うん」  喋ると、ガンガンと頭が痛い。  あたしが一瞬顔を歪めると、ジンは肩をすくめた。 .
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