14.整頓

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  マドカには許してもらえそうにないし、ジンに会わせる顔もない。  サナや額田にも、もう説明するのが嫌だった。  だから携帯を解約して、新しくした。  ベタだけど、甘ったれな自分をどうにかするには、環境を変えるしかないって、そう思ったんだ。  ヒデオは今頃、水沢エリをちゃんと安心させてあげてるんだろうか。  ヒデオなら、お前のせいでマナミと別れる羽目になった、なんて彼女を責めたりしないと思う。  本当に何でもない相手なら、ヒデオはあっさり背を向けただろうと思う。  だけど、責任を感じてる……なんて言いながら、水沢エリを見捨てることができなかったのは、あたしへの想いとは違うのだとしても、やっぱり彼女に対して特別な感情があったからだと思う。  水沢エリとのことがあるのに、あたしを自分のものにしてしまったように──割り切ることがとても苦手な男だから。  そしてあたしは、“翠川愛美”っていうバカな女を思い切ることができなかった──そんな彼が、本当に好きだった。 .
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