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いわゆる後ろに、冷たいジェルを塗り付けられた。
這って逃げようとすると、ヒデオの鍛えた腕にまたグイと引き戻されて、ぬるぬるとした粘液にまみれた指が突き立てられる。
ジェルのぬめりに助けられて、そこは驚くほどあっさりと彼の指を受け入れた。
「い、いや、いやっ！ こんなの、やだ……！」
一瞬で、頭が真っ白になった。
ヒデオの指から逃れようとしても、引き寄せられたままの腰に大して力が入らない。
それどころか、腰に回された彼の手が深く侵入して、前も同時に弄られる。
違和感と慣れた快感、あっさり勝ったのはどちらかなんて、言うまでもない。
「や……そんなとこやめて、ヒデオ……！」
「……大丈夫。気を付けてやるから」
「あ……っ」
違和感の元であるヒデオの指が、さっきまで責められていた方をコリコリと撫でるように動く。
ジンジン疼く肉壁の裏側をこすられて、あたしは思わず濡れた息を漏らした。
背中でヒデオがフッ、と笑ったのが判る。
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