18.融解

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  「そんなこと、本気で言ってんの」 「や、だ……やめて……」 「ったく、マジでどうしようもねーな、お前」  前を弄る指が離れて、与えられる感覚はそこだけになる。  それでも引かない快感に絶望しながら、あたしは腰をよじった。 「……へえ、気持ちいいの。これ……」  違う、と言い返したかったけれど、さっきから我慢し続けている疼きに耐えられなくて、ねだるような吐息しか漏らせなかった。 「い、や……そこ、やだ……」 「もう、遅いって言ったろ」  見られているのもだけど、恥ずかしい。  自分でも知らないような場所を、ヒデオに暴かれていく感じ。  辛うじて留まっていたあたしの理性を溶かしていく。  言われなくても、判る。  ヒデオの指はゆっくりと奥まで進んでいって、まだ硬かった肉壁を確実にほぐしていた。  今まで感じたことがないところに、外気まで触れているのだから、もう相当だ。 .
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