18.融解

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 「……ふ、ぅ……」  ひどくしない、という言葉の通り、ヒデオはゆっくりとことを進めた。  けど、あたしの下着を下ろした瞬間、彼の瞳に炎がともるのが見えた。  激しくは、なかったと思う。  だけどヒデオは、あたしの中の浅い部分──感じるその場所を、指で執拗に責め立てた。  久しぶりの重い快感が、下腹部で風船のように膨らんでいくのが自分でもよく判る。  枕を掴んで、何度も首を横に振った。  嫌だったからじゃない。  腰を揺らして暴れてしまいたいのを、こらえていたからだ。  時々視界に入るヒデオの顔は、無表情だった。  だけどそれも、つまらないとか退屈だからじゃない。  指を動かされる度、中からのものがあふれて飛び出すのが判った。  そしてヒデオは、そこを凝視している。  行為に没頭しているヒデオを見て、浅はかにもこみ上げる歓喜は、更なる快感をもたらした。  びくびくと腰を揺らしながら、いきかけた──その、瞬間。  ぬるりと指を引き抜かれた。 .
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