18.融解

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   え、と思ったけど。  痺れた思考の中、お前が欲しいオーラを全開にしているヒデオに見つめられて。  あたしに何ができるって言うの? 「……できるなら、そうして欲しい……けど」 「いいか?」 「……うん。だけど、一体何を……」  あたしが同意した瞬間、ヒデオはチューブの蓋を開けると、それをたっぷり指の腹に乗せた。 「……嫌だって言っても、もう遅いぞ」 「え、ちょっと待って、ヒデオ。一体何する気……」 「たった今、  お前が許した。  ──覚悟決めろ」  ヒデオはこぼれそうなジェルをそのままに、もう片方の手であたしをうつぶせにひっくり返す。  腰をグイッっと引き寄せられて、もう、嫌な予感しかしなかった。 「や、やだ……っ!」 .
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