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初対面の天照大神とブラフマーだけでなく、
何度か会った女禍さえ緊張しながら丘を登ると、
転輪聖王は見えざるピンクのユニコーンを椅子に、
二人の女聖仙とラッセルのティーポッドで煎れた、
ロイヤルミルクティーを飲み、
官能百合小説「ヤりたい背中Part100」を読みながら待ち構えていた。
テーブルの横では「槍杉屋」と書かれた羽織りを着た、
沢山の和服の女達が抹茶を飲む野点したり、
貝を合わせたりしている。
転輪聖王はそれに気にする素振りも見せず、
読み終えたヤりたい背中Part100単行本を、
テーブルのSM百合小説「天には光を、君には愛を」の上に置いた。
「皆さん、よくぞ此処まで来てくれましたわね」
「転輪聖王!そなた達聖仙が地球人とは真か?
そのせいで神仏は無用な血を流してしまったのだぞ」
転輪聖王を見るなり食ってかかる天照大神、
それを見て一瞬女禍の人間態だった城香美を転輪聖王は連想した。
「そうか、そうでしたのねごめんなさいお姉様」
「何が!?とぼけるでない」
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