第①話:神々のファミレス

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「はぁ・・・・・」 男は途方に暮れていた。 夕暮れの河川敷で一人座り込み、 黄昏れていたのだ。 だがここは日本でもなければ地球でもなく、 男も人間に似ているが人間ではない。 ここは現代の人間が住む宇宙より、 ちはやふる遥か神代の昔の原始宇宙、 神代星のインダス河であり、 新たに国として宇宙を無数に創造出来るほど科学が発達し、 地球人には神と崇められている超越的な宇宙的存在(コズミックビーイング) 神代星人(デーヴァガリアン)の神人族アスラ氏マルト家長男。 名をシヴァ 地球人には破壊神と畏れ崇められ、 アスラ氏マルト家の現当主で居ながらヒンドゥー多元宇宙、 つまりインド神話のNo.2で総取り壊し業者にして征夷大将軍でもある。 そんな物々しい肩書きとは裏腹に、 彼は悩みを抱え帰り道の河川敷で感傷的になっていたのだ。 「どうすりゃ良いのかねえ・・・・・」
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