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龍神族の雄はテュポーンの様に首が多い程イケメンであるが、
龍神族の雌は鱗の輝き方で美人さが決まる。
神人族に制圧されてメスドラゴンが人型女神に憧れる様になる中、
ドラゴルンリンクルの化粧水で、
毎朝鱗ケアを欠かさず行い名前通り虹色に輝く虹蛇のエインガナは、
龍神族が誇る自他共に認める美女とも言えるのだ。
注文の品が出来上がり、
虹蛇エインガナは七色に輝く体に上手く巻き付けて運ぶ事にした。
「ご注文のカプチーノ、カフェオレ、エスプレッソ、ロイヤルミルクティー、烏龍茶、アップルパイ、イチジクタルト、オールドファッション、おはぎです・・・・・」
「ほほほ!虹の様に綺麗な蛇さんですわ」
「ははー!自分でもそう思います!」
転輪聖王はかつて地球人だった頃は、
蛇を毛嫌いし女禍を傷つけてしまった事も有ったが、
正体が龍神の女禍と知ってからは蛇が大好きとなったのだ。
そもそも聖仙は完全な存在なので、
嫌悪や恐怖と言った概念が無く、
好きと大好きの二種類しか無いのだが。
「ギョギョ!そうだ・・・・・」
ダゴンは上司クトゥルーと先輩ムナガラーにボコられ負傷しながらも、
鰓から今度はトト製のトートフォンを取り出し、
何かのアプリを起動して転輪聖王を撮影した。
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