厩なる 人ら言祝げ 神の業

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<季題> 厩、併せて神(乃至神の業) <季節> 12月24日日没後 厩: 文字通り、人家ならぬ「うまや」。貧しく卑しい者の、またそのための場の象徴。 なる: 「に+在り(あり)」の連体形音便。 人ら: ナザレ村出身(かつ在住と思わしき)ヨセフとその許嫁マリア、また付近に居た牧羊者らと遠方より来た博士ら。上述以外の近隣者等をも含む、とは考え難いが、人に非ざるながら天使らを加えることは可能か。 言祝ぐ: (行為よりもむしろ)言葉を通して祝福し賛美する。 ヨハネ伝1章1節より転回。 神: 三位一体の神だが、この句では特に在天父神のペルソナを強調。 業: 普遍く地なるものへの恵みとしての『御子の降誕』、『キリストたるイエスの受肉』。
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