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「ちぃちゃんはジャニーズ大好きだもんね」
「うん!出会って良かった!」
そう。
ちぃちゃんは、中学一年生の頃からジャニーズが好きになった。
ちぃちゃんと関わった人は必ずジャニオタになると言われてるくらい。
その中でもジャニオタにならなかったのはあたしぐらいだ。
「それにしても今日も暑いね~」
「うーん。蒸し暑いのは嫌だなぁ…あたし癖っ毛だし、ベタベタくっついて嫌なんだよね」
「そっかぁ。早く学校着いて涼しい部屋に行きたいね」
「だねー」
あたし達はたわいもない話をしながら学校に向かった。
『おはよー!』
『美夏おはよー!』
『昨日のザ・日本仰天ニュース見た!?』
『うん!見た見たっ』
下駄箱で女子生徒が昨日のテレビについて話している。
『結菜!おはようっ』
靴を履き替え、教室に向かおうとしたその時玄関で聞き覚えのある声がした。
「あ!杏樹っ♪」
「やほっ」
そこには、中村杏樹(なかむら あんじゅ)がいた。
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