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カノンノ「う~ん。とにかく船に行こう。それからどうすればいいか考えよう」
アル「そうだな。何なら俺達と一緒にアドリビトムに加えればいい」
カノンノ「そうだね。それに、色んな所に行けば何か思い出すかも知れない」
ルル「決定!しゅっぱーつ」
一行は峠を下り始める。
ルルはネリーと手を繋ぎ、楽しそうに喋りながら。
アルとカノンノは少し後ろで、やや深刻に話しながら。
夜が近いせいか、出てくる魔物は夜行性のオタオタばかり。
ネリーの剣とルルの魔法でほとんどは倒され、あるいは逃げ出した。
カノンノ「ルルちゃん、あんなに強いんだ」
アル「ネリーもやるな。素人じゃないらしい」
カノンノ「でも、記憶が無いのに」
アル「身体が覚えてるんだろ。このご時世だ。武器を使う子供も珍しくはない」
そうこうする内に四人は峠を下り切り、バンエルティア号へ乗船した。
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