1ー3 入隊試験

4/6
前へ
/339ページ
次へ
一方、ネリーとカノンノはブラウニー坑道を歩いていた。 ネリーは採掘用のマトックを背負っている。 コンフェイト大森林でプチプリを退治した後は、銅の採掘である。 途中、バットやロックルに邪魔されつつも、無事に銅を採り終えた。 とは言っても、純粋な銅ではない。鉱石を精錬して初めて価値が出る。これは、研究室にいるウィルの仕事だ。 バンエルティア号ホール アンジュ「はい銅3個、確認しました。お疲れ様、ネリー」 カノンノ「凄いね。討伐と採掘のクエストをたった1日で」 ネリー「やってみると、簡単だったよ」 アンジュ「普通は結構苦労するのよ。一般人には危険な仕事だもの」 ネリー「アルとルルは?」 アンジュ「二人はあっさり合格したわ。クレスの太鼓判付きよ」 ネリー「太鼓判?」 カノンノ「完璧に認めたってこと」 アンジュ「そうね。基本は出来てるみたいだし、明日、最終試験をしましょう。都合の良い依頼も来てるしね」 カノンノ「それは、私の時と同じ内容ですか?」 アンジュ「内容は明日まで秘密。今日はこれで終わりね。明日までしっかり休みなさい」
/339ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加