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翌日、ネリーとカノンノはルバーブ峠方面に来ていた。
カノンノ「ガルーダが峠を縄張りにして通行人を襲ってる…か」
ネリー「ガルーダって?」
「大きな鳥ね。身体が丈夫で体力もある。」
「他には?」
「それ以上は言えないよ。これは試験だからね」
「そっか、行ってみれば分かるか」
「そうそう」
そして予想通り、ガルーダを発見する。
「あれが、ガルーダか」
「うん、凄く興奮してる。それじゃ、最終試験開始!」
「タアアッ」
持ち前の速さを生かし、斬りかかる。
切っ先が掠ったが、僅かに早くガルーダは上空に逃れる。
「クッ、失敗!?だったらカノンノ、ライトニングを撃って!降りて来た所を狙う。」
カノンノは頷き、詠唱を始める。
ガルーダは危険を悟ったのか、カノンノを狙って急降下攻撃を掛けてきた。
(予想通りだ。ライトニングは発動さえすれば、簡単にはかわせない)
ネリーは剣を構え、タイミングを計る。
「ここだ!瞬迅剣!」
横から鋭く突かれ、ガルーダの体勢が崩れる。そこへ
「ライトニング!」
電撃を喰らい、動けなくなる。
「とどめ!」
ネリーの剣がガルーダの心臓を突き刺した。
ガルーダは痙攣し、力尽きた。
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