Prologue 人間と妖精の兄妹

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ルミナシアー世界樹から注がれるマナによって生きる世界。そして、マナと同じ性質を持つ鉱物[星晶(ホスチア)]。二つのエネルギーによって世界は成り立っていた。 しかしいつの頃からか、人々は星晶を求め争うようになる。 そして当然のように、その所有者は大国となっていく。 星晶が有限であることが解ると、大国はやがて強国と呼ばれるようになり、貧しい人々から容赦なく搾取するようになる。 そんな頃、民衆の中から抵抗するべく何人かが立ち上がった。 彼らは志を同じくし、いつしか一つの組織を造り上げる。 しかし、その力は大国に比べると余りにも弱々しく、世界は崩壊の道を辿るかに見えた。 多くの人々は抵抗を諦め、救世主を待ち望む。世界樹が生み出す希望の光[ディセンダー]を。
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