2ー3 紫色の悪魔

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現れたのは黒髪の男性剣士とゴーグルをつけた茶髪の女性だ。 ?「エステル、大丈夫?」 エステル「ユーリ、リタ、私は大丈夫です。この方々が助けてくれました。それより…」 エステルがネリーを見ると、全員の視線がそちらに向いた。 ネリーが今にも倒れそうにふらついている。 感情に任せて慣れない力を連続使用した為、緊張が解けた途端に一気に反動が来たのだ。 シングが慌ててネリーを支える。 シング「ネリーちゃん!」 ネリー「大丈夫だよ。ちょっと疲れただけ」 ミント「一度船に戻りましょう。サレに警戒されてしまった以上、長居は危険です」 ヴェイグ「そうだな。幸い物資に被害は無い。改めて機を伺おう」 ネリー「あなた達も来るといいよ。ここに居ても仕方ないし」 ユーリ「そうだな、この森に入ってから碌な物を食ってねーし。御言葉に甘えるか」 ネリー達はガルバンゾ国の3人を伴い、バンエルティア号へと引き返した。
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