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リッド「ネリー、フィリア。離れて攻撃しろ。エステルは支援を頼む」
リッドが全員に指令を出す。確かにあんな大物に近づくのは危険だ。
リッド「勝てないと判れば、奴は逃げ出す。暫くは粘れ」
ネリー「わわっ!」
ダイブして来るデカオタをネリーは慌ててかわす。
着地点を目掛け、リッドが魔神剣を放ち、フィリアが魔法を撃つ。
体勢を立て直したネリーも蒼破刃を飛ばす。
攻撃が悉く外れ、地道に傷つけられる。デカオタは不利を悟り、ようやく去って行った。
ネリー「はあ、なんか疲れた」
エステル「あんな大きなオタオタ初めて見ました。突然変異でしょうか?」
フィリア「むしろ、異常成長では?」
リッド「なあ、こんな話しを知ってるか?
あるところにそそっかしい女の子がいました。
その女の子は森で見つけたオタオタが弱っているのを見て可哀想になり、毎日食事を運んであげました。
その結果、森に住むオタオタは栄養状態が良くなり、とても大きく育ちましたとさ」
フィリア「もしかして、その女の子は格闘技が得意で緑色の髪の子ですか?」
リッド「ご想像にお任せします」
ネリー「私、沢山食べても太らないよ?」
エステル・フィリア『子供は時に残酷です。はぁ』
ネリー「なんで落ち込んでんの?」
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