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暫く休息を取った後、エステルが隠しておいた道を開き、一行は森の奥へと進む。
出てくる魔物は森の環境に適応したライニネール、グリーンローパーだ。
ネリー「生物変化ってこういうものなんだね?」
ライニネールを倒したネリーがフィリアに尋ねる。
フィリア「ええ、ライニネールはロックルの同族です。森に適応したんですよ」
そしてエステルの案内の下、星晶採掘跡地に辿り着いた。
それは異様な光景。不自然に白い砂、変色した植物。一行は思わず息を呑む。
リッド「なあ、何かやばいんじゃないか?こんな植物見たこと無いぞ」
フィリア「一部、無機物化しています。もはや、植物と呼んでいいのか」
エステル「こんな事に」
ネリーは白い砂を手に取り、零してみる。異様に細かく、粘り気も無いのに、砂煙一つ立たない。
リッド「砂も普通じゃねえな」
その時、後ろから野太い声が響いた。
?「お前達、アドリビトムか?」
やってきたのは、黒豹のような顔の獣人と緑色の髪の青年だ。
ネリー「獣人?」
?「まあ、確かに獣人だ。俺はガジュマという種族だ」
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