1ー2 記憶喪失の少女

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~???~ "時が来ました。 目覚めなさい、ネリー" 優しい声の"何か"が淡く光る "誰か"に語りかける。 (誰?時?ネリー?それが、私の名前?時ってなんなの?) 答える者はいない ここはどこなのか、私は何故ここにいるのか? 分からない。ただ、ここは温かく、優しい光に満ちている。 "淡い光"が実体を、形を持ち始める。やがてそれは、一人の人間の少女の姿へと変わっていった。 少女は眠るようにゆっくりと目を閉じる。温かい光が少女の身体を包み込み、外へ飛び出した。 "頼みましたよ、あの子の事も"
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