いや、あの、違うんすよ。俺は幼女じゃなくて年上g(ry

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さて、無事に逃げれたのはいいが、これからどうするか。 セレティ王国に行っていきなり蒼と鉢合わせするのもあれだし。 ちなみに今、セレティ王国の門の前ね。見張りはいない、自由に入れってことなんですね。入らないけど。 よし、あれだ。ギルドいこう。先立つ物は必要だよね。ギルドカードは身分証明書としても使えるらしいし。 「あー、アルメティオ帝国ってセレティ王国から西にどんぐらいだったっけなー。」 アルメティオ帝国。あれだ、簡単に言えば帝国だ。そりゃそうだ。 なんかね、治安は悪いらしいけど、ギルドが有名らしいよ。 まあ、あれだ。西にひたすら走ればいつかつくだろ。この身体全然疲れないし、よしそうと決まればダッシュ。 はえぇ。景色流れるの超はえぇ。俺はえぇ。俺すげー。 何処ここ、森?だよね。木がいっぱいあるから。うん、きっと森だ。 森を走ってると途中で馬車が見えた。さっきのアリス王女様が乗ってた馬車よりかなり大きめのが。 なんか見るからに大勢の一般人が手錠かけられて連れ込まれてるけど、きっと大家族なんだろう、うん。 家族揃ってそういうプレイが好きなんだろう。ごついおっさんが剣もって、一般人の後ろにいるけど、きっとあのごついおっさんが攻める側なんだろう、うん。 「って、んなわけあるか。」 とりあえず急ブレーキ。キキィィィって音した。キキィィィって。あと砂埃すごい、煙い。 「おい!なんだ今の音は!!それとなんでこんなに砂埃が!?げほっげほっ!」 「わ、わかんねえっす!砂埃すごい砂埃!!」 よし、気づかれたけど、気づかれてないな。 数は……4人ね。リーダー格っぽいおっさんと、見張りっぽいおっさん2人と、馬引いてたっぽいおっさん。 うん、まあ、おっさん全員気絶させればいいな。今は砂埃で見えてないっぽいし、今の内今の内。 やっぱリーダー格からだよね。よっしゃ、やったるでぇ。 リーダー格っぽいおっさんの後ろに回り込み、後頭部を掴んで地面にドーン!!! リーダー格っぽいおっさんは生き絶えた。いや、かなり手加減したから気絶してるだけだと思うけどね。
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