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あの花はどうして。
この蟻はどうして。
その空気はどうして。
私はどうして。
世界を知ってみたい。
君は笑うだろうか。
机上に広げられた
紙と鉛筆で。
ぼくらの世界は
まるで
密室のように
閉ざされる?
この足が
腕が
目が
耳が
ゴミのように
君が
思っても。
ぼくはずっと
ずっとずっとずっとずっと
学ぶ。
この使い回しのできない
肌で
骨で
爪で
ただただ
学ぶ。
ぼくの紙と鉛筆は
どこかへ飛んだ。
この風はどうして。
雨はどうして。
太陽はどうして。
ぼくは
どうして。
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